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経済概要とビジネス分野

経済概要

【経済指標】
  2013 2014 2015 2016 2017(見込み)
GDP($10億) 106,83 109,88 100,59 104,91* 111,09
実質GDP成長率(%) 4.5 2.6 4.5 1.8* 4.8
GDP (一人当たり)($) 3,252 3,312 3,003 3,101* 3,253
財政収支(GDPの%) -5.2 ‐6.2 -4.5 ‐4.5* -3.8
インフレ率(%) 1.9 0.4 1.5 1.3* 1.3
経常収支($百万) -8,13 -6,23 -1,93 -1,28* -1,54
経常収支(GDPの%) -7.6 -5.7 -1.9 -1.2* -1.4

* 暫定値

【部門別経済活動分布】
  農業 鉱業 サービス業
付加価値(年間成長率%) 13.0 2.8 0.9
付加価値(GDPの%) 14.5 29.2 56.3
部門別雇用(全雇用に対する%) 39.2 21.4 39.4

情報元:世界銀行2016

【財務的指標】
  2011 2012 2013 2014 2015
モロッコディラハム-ユーロに対する年間平均為替レート 11.26 11.09 11.16 11.17 10.83

情報元:世界銀行2016

【対外貿易指標】
  2011 2012 2013 2014 2015
輸入($百万) 44,272 44,872 45,190 45,832 37,514
輸出($百万) 21,654 21,446 21,972 23,826 21,886
サービス貿易輸入($百万) 6,713 6,578 6,418 7,693 7,039
サービス貿易輸出($百万) 15,486 14,947 13,935 15,223 13,746
財・サービスの輸入(年間成長率%) 9.1 3.3 -0.1 3.3 -3.1
財・サービスの輸出(年間成長率%) 5.6 2.7 -0.0 8.4 6.0
財・サービスの輸入(GDPの%) 48.7 50.2 47.2 46.8 42.1
財・サービスの輸出(GDPの%) 34.7 34.9 32.8 34.3 34.3
サービス貿易を除いた貿易収支($百万) -21,387 -21,885 -21,592 -20,687 -14,688
対外貿易(GDPの%) 83.4 85.1 80.0 81.2 76.4

情報元:世界貿易機構、世界銀行

自動車産業

モロッコの自動車産業はこの10年間、安定的に成長を続け、2015年には自動車製造台数が40万台に達し、2020年には100万台を突破することが見込まれています。 2014年の自動車輸出は38億ユーロに達し、モロッコの主力輸出品となりました。ルノー日産、プジョーシトロエンの製造拠点をはじめ、 日本の自動車部品・関連企業が進出し、9万人超の雇用の創出にも貢献しています。

モロッコでは各国との自由貿易協定(FTA)が締結されており、また、道路・港湾等のインフラの整備が進み、欧州諸国・米国への輸出が急増しています。

航空産業

モロッコの航空産業はここ数年で急成長を遂げ、欧州諸国・米国との自由貿易協定(FTA)などもあり、2010年以降、毎年2桁の輸出増加が続いています。 2014年には産業推進計画が始まり、航空機産業では現在1.1万人の雇用を創出していますが、2020年までには倍増する計画です。 専門的なトレーニングを提供するモロッコ航空研究所を開設し、トレーニングを受けた若者達は航空関連企業で雇用されています。

現在、ボーイング、エアバス、ボンバルディア等の航空機メーカーをはじめ、関連企業の進出が相次ぎ、航空産業のエコシステムを形成しています。

オフショアリング

モロッコは2012年に欧州アウトソーシング協会 (EOA – European Outsourcing Association)により「オフショアリングに最適」とされました。 以来、ビジネスプロセス(一般的な業務機能、カスタマーリレーション等)やITアウトソーシング(ITインフラ整備、ソフトウェア開発、アプリケーション管理等)での成長が続き、若年層の潜在的な雇用につながっています。 アクセンチュア、デル、アマゾンをはじめ各種産業のオフショアリングがモロッコで行われています。

エレクトロニクス

エレクトロニクス関連産業はモロッコで急成長中の自動車産業、航空産業、鉄道、エネルギー産業、更には防衛・セキュリティ産業においても重視しています。 エレクトロニクスは各産業に付加価値を加え、また、西欧からのオフショアリングの受け皿にもなります。モロッコが欧州向けの製造・輸出のプラットフォームとなるべく、 政府はエレクトロンクス関連産業の発展に力を入れています。

農業・水産業

農業は従来よりモロッコ経済の重要な分野であり、GDPの3割近く、また、雇用の2割を担っています。農業発展のため「モロッコ・グリーン計画」を立て、 輸出潜在力の高い農産物の生産支援、食糧供給チャネルの見直し、流通仲介支援、トレーニングプログラムの提供等を実施しています。 また、農業分野のための組織(アグロポール)のネットワーク化を強化し、技術向上の推進に努めています。

水産業は日本への輸出が多く、輸送鮮度向上の取り組みが行われ、「フィッシュ・ハブ」では国際水準のインフラが整備されています。

繊維・皮革産業

繊維・皮革産業は、モロッコの戦略産業の一つであり、雇用の27%(2015年)を担っています。モロッコからの全輸出の6割近くを吸収する欧州の経済低迷の時期にも雇用を守り、 2014年から2020年に向けて産業促進計画を打ち出し、国内向け及び輸出向けの製品の統合を進めています。また、外国からの投資、特に中国からの投資が増えている分野です。

観光

多様な地形や文化遺産に恵まれ、また欧州主要都市から2時間半ほどのフライトで訪れることのできるモロッコにおいて、観光産業は更なる潜在力があります。 2009年の観光客は830万人に達し、同年、世界の経済成長が落ち込む中、モロッコは地中海地域で唯一6%の成長を遂げました。現在「ビジョン2020」と称した計画が掲げられ、 観光産業は経済、社会、文化発展の推進力として位置づけられています。2020年までに世界の観光客の訪問先のトップ20に入ることを目指しています。

再生可能エネルギー

豊富な太陽光と風力に恵まれたモロッコでは2020年までに国内発電の42%を再生可能エネルギー由来にすることを目指しています。 風力発電は25000MWの潜在力があり、内6000MWは2030年までに到達する見込みです。 太陽光は年間3000時間の日照時間により、一日一平米当たり5KWhが見込まれます。また、小型水力タービンによる水力発電、バイオマス等にも潜在力があります。 再生可能エネルギーによる電力は投資した民間企業が独自に供給者となることができます。

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